メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

昆虫食

ネットニュースを見ているとコオロギパンがニュースになっていた。

昆虫食が何かと話題になる昨今、蜂の子なら美味しくいただける自信がある。というか経験がある。

春から夏にかけての季節、軒先の蜂の巣退治はまあまあの頻度でエンカウントする行事であり、取れた巣から蜂の子をほじくり出して炒めて食べていた。

私がおろちんゆー(虫系ユーチューバー)を好んでみるのも、彼にシンパシーを感じるからかもしれない。

 

幼少期、村で育った私は暇さえあれば虫を捕って遊んでいた。

春はバッタを虫かごギチギチになるほどに捕まえ、虫かご乗車率120%超えのカオスな空間を作り上げた。

夏はセミ、秋はトンボを同じく虫かごギチギチに収納。

これらを毎度律儀に母に献上し、母を困惑させた。

 

さらに風の谷のナウシカの影響で、虫と仲良くしたいお年頃でもあった。

王蟲を飼いたい、割と本気で考えていたし、笛をブンブン振り回して空に投げてキャッチする練習もした。

 

冬は虫がいないから大丈夫だろうと思っていた母のかすかな期待を裏切り、じいちゃんが飲んだワンカップ大関の空瓶いっぱいにダンゴムシを捕まえ、「お母さんにあげる~!」と渡した。

ダンゴムシさんにも家族がいるの、心配するから元居たところに戻してあげて。」とやんわり諭されたのを覚えている。

その後、越冬のため家の中に入ってきたテントウムシも同じようにワンカップ大関に集めた。

 

カゴいっぱいとか、カップいっぱいに昆虫を集めるのが好きな幼少期。

さすがに大人になってからはカゴいっぱいに集めたりはしないが、とある夏の夜、仕事が終わり帰宅途中にセミを見つけて手に持って家に帰った。家に居た妹に「え。なにしてるん…」と絶句されたのでそれ以来やらないようにしている。

 

この先、食糧危機がきて昆虫食が普通になったら割と抵抗なくイケる気がする。

そもそもどんな食材でも美味しく調理しちゃう日本人なら問題ないんじゃないか?生の魚を食べるために工夫を凝らし、毒があるものもどうにかこうにか食べられるようにしてしまうのだから、虫も姿かたちを変えて美味しくなる予感しかない。

こんなこと言うから「タタさん、どこでも生きて行けそうですね」と言われるのかも。

先陣切って昆虫食の食レポあげてくれる人も居るし、安心して生きていけそうだ。ありがとうおろちんゆー。

 


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