メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

小学生の頃の夢

小学生の時になりたいものがあった。

ミステリーハンター

世界ふしぎ発見を見るたびに、いつか世界を飛び回って現地のものを食べて、いろんな人に出会って冒険したい。

 

そこから時が経ち大人になった。

いつから、出来ないって自分を枠に嵌めてしまうようになるんだろう。

「そんなの出来ない」「今からじゃ遅い」「そんなに世の中甘くない」

小さい頃は空も飛べると思って、風呂敷を首に巻いて飛び降りたりしていたのに。(幸い骨折には至らなかった。)

 

人間、自転車に最初から乗れるわけなくて、転けて転けて膝擦りむいて、ようやく乗れるようになるわけで。

温厚な父が最も怖かった自転車特訓。人生で2番目に辛かった練習の記憶が蘇る。

 

ちなみに1番辛かったのは自動車教習所。当時20歳、泣きながら帰ったことあるくらい辛かった。学校と名のつくところで1番辛かった、看護学校なんかより辛かった。

S次クランク以外の普通の溝に脱輪して「今日はもう帰り。」と言われ、仮免の試験に何度も落ち、バック駐車出来なくて教官が代わってくれて結局駐車出来ぬまま卒業した。

 

教官が「タタさん、免許って絶対必要?あぁ、実家あそこの村かぁ…要るなあ。」と暗に免許取らない方が良いんじゃないかと仄めかしていたような。

そんな辛い思いして取った免許(AT限)は今や立派なペーパードライバーの私にとってはただの身分証明書。役に立つこと多いし、良いんだ!無駄ではなかった!と思いたい。

 

とにかく、苦手でもやってみなければわからない。最初からうまく行くわけない。頑張ったから出来る訳でもない、だからってやる前に諦めたら何にも始まらない。免許証だって、お金払って教習受けて試験に受からなきゃ貰えない。

 

公式ミステリーハンターにはなれなさそうだが、勝手に世界に飛び出ることは出来る。

なんだ!仕事辞めて海外いけば良いじゃ無い!大発見〜の勢いでワーホリに出て行って世界をぐるぐる周って今に至る。

世界の不思議をこの目で見たい!と思っていた小学生の頃の自分に今の自分を見せてあげたい。

非公式ミステリーハンター一丁上がり。