メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

お風呂の日

本日2/6はお風呂の日。

日本に生まれて良かったと思うことの一つにお風呂文化がある。

 

9年前に世界一周した時の話。

日本を発って5か月目にお風呂に浸かりたい欲がピークに達した。

しかしシャワーしかない。もう水分に浸かれるならなんでもいい!温かくなくてもいい!とギリシャサントリーニ島というカップルがハネムーンなんかで来る素敵な島で、海に浸かりながら幸せそうなカップルたちを眺めていた。「今度来るときは恋人と来る」と誓いを立てて9年たったがまだ実行されそうにない。

昨年の2か月間アフリカ旅行でも、「お風呂に入りたいな」と思ったが、ないものはない。うちはうち、よそはよそだ。タンザニアにあるザンジバル島で海に浸かりながらお風呂を恋しく思った。

 

お風呂と言えばシンクロの練習と浴槽で何回転できるかの2点に熱意を燃やしていた小学生時代。

小谷実可子さんを真似て浴槽の中で演技に励み、祖母に雷を落とされた。

アルバムには浴槽から天井に向かってまっすぐ伸びた足が収められている。それが終わると浴槽で前回転の練習を飽きもせず毎日やっていた。浴槽のカーブをいかに使いこなし、どのタイミングで壁を蹴るのか、息はどうしたら続くのか、頭の角度はどうしたら抵抗が少ないか、大真面目に毎晩取り組んでいた。最終的に20回転できるようになり、満足して卒業した。

 

外国の友達に「日本人はとってもシャイなのに、どうして知らない人と真っ裸でお風呂に入るの?」と聞かれた。

大浴場、温泉、スーパー銭湯、裸の付き合い。

確かに、言われてみるとそうか。そんなもんだと思って育ったから疑問に思わなかった。逆に温泉に水着で入ってきたらギョッとするだろう。サントリーニ島でマッパで海に入るのと同じ感覚なのだろうか?

とにかく、日本を離れて日本のお風呂文化の良さを再確認することができた。

今日は久しぶりにお風呂に入浴剤を入れて長湯を楽しもうと思う。