メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

お酒の失敗

私はお酒が飲めない。いわゆる下戸だ。

母方の家系は皆お酒に弱く、母は食前酒で真っ赤になり、祖父はビールをそのまま飲むとえらいことになるので三ツ矢サイダーで割って飲んでいた。

一方、父方の家系はお酒に強く、盆や正月に皆が帰ってきたときはずーっとお酒を飲み続けていた。祖母が「牛乳みたいにお酒飲むからすぐなくなる」と怒っていたのを覚えている。その祖母が亡くなった時も、用意したビールや焼酎、ウイスキーを飲みまくり、挙句の果てにお葬式用に用意したお神酒を平らげてしまった叔父たち。どんだけ飲むねん。

 

コロナ禍が始まった2020年頃、友達とオンライン飲み会をすることになり、家で飲むなら大丈夫かと思い「ほろよい」を用意して乾杯した。

ものの数分で真っ赤になり、調子に乗ってもう1缶あけたところ、ほろよいでべろべろに泥酔しトイレに行って転倒し口を切った。口から流血しながら帰ってきた私を見て、友達は大喜びしていた。

ここが病院なら転倒インシデントでカンファレンスが開かれるところだった。おそらくこの場合の対処法は「歩行しない、這っていく。」が妥当だろう。

3%でべろべろに酔える、コスパはいいが転倒リスクが高すぎる。歯が折れなくてよかった。

 

何度も痛い目にあってるのに、人間はどうしてお酒を飲むのだろう。

今朝も出勤途中に、昨夜の宴の残骸が道端のところどころに落ちていた。偉いもので、道の真ん中ではあまり見ない吐物。みんな最後の理性を振り絞って溝やドブを探して果てたのだろう、そんなことに感心する朝7時。